さて、「梅が見頃だと思うので如何でしょう」 と、何とも粋な誘い文句に連れられて。

交通費を切り詰め夜行バスで乗り込んだ二月十六日の朝です。

 

ちなみにバスの中では前日二日徹夜したのだからしっかり睡眠確保しておけば良いものを、持ち込んだ文庫に夢中でした。

新/潮/社/文/庫の「真/田手/毬/歌」。

題名から察するに夏の陣後の話なんだろうな〜と思って手に取った本ですが、パラパラっと捲るなり目に入った文字

 

「伊達政宗」「片倉小十郎」「猿飛佐助」「黒脛巾組」

 

この四つの単語が出てきただけで購入決定でした(笑)

黒脛巾が出てくる話なんてそうそう無いですからね!

しかもこの本、作者BASARAファン?と言わんばかりに各キャラクターの性格が被ってます(笑)

伊達は無双の性格に近いですが(っつうか史実伊達を検証していくとあの性格になるよ絶対)

小十郎(※息子の方ですが)義と仁に満ちたヤクザもとい武士で、

佐助に至っては惚れてる女にお情けで「抱かせてやってもいい」と言われた事に対し

「お前が俺に惚れたらな★」

的な事を言います。ちょ、こやすボイス響いた!!吹いた!!!

 

他にも色々と面白い要素が多くて満足でした。読みやすい内容だと思います。

一緒に行った友人は内容に爆笑しておりました。左近ね!二回も出るしね!(笑)

夜中の三時を回った頃にとらじ。もようやく就寝。

朝の京都駅に放り出されるまであと少しです。

 

前回は太秦映画村へ行く為に(笑)使った京都駅のマックで朝食を取り、朝イチで開いている観光スポットにいざ出陣。

 

 

 

其の一・見稲荷

 

京都で沢山の鳥居、と聞くとどうしてもるろ剣を思い出してしまうオタク脳。

志々雄様かっこえーと語り合いつつ(笑)長い朝のウォーキングです。

朝日が差し込み始めるとまるで宮崎ワールド。

おきつねネタを妄想するにはここがベストでしょう。

以前も来た事があるのですが、その時は大風邪を引いてしまい早々にリタイヤしてしまいました・・・

伏見稲荷は山登りをする気持ちで臨まないといけません。厚底は階段続きで死ぬ。

ところどころにある休憩所は鄙びたカンジがとても良いですvvv

ちなみにこれ伏見稲荷のマークらしいのですが、いろんなモノに見えて面白いです。

上のファイヤーパターンもどきは狐のしっぽにも見えるし(九尾は栃木のものですが)鬼火にも見える。

下の丸重ねは宝珠にも、二連の三日月にも見えます(萌)

全体的な形で見れば足跡に見えなくもないかも・・・?

サイト名からも判るとおり、「そういう」アートが好きです(笑)

 

 

てっぺんまで登るには酸素が厳しい(←貧弱)ので、中腹ぐらいで折り返し。

違う道から下山するのも一興です。

沢山の稲荷に紛れてニャンコが

でぶでまったりしててモエモエですvv

しかも触らせてくれる!(笑)モデルは同行者のJさんv

しばし稲荷のお山で猫に和んでいたところ・・・

増えた。

微妙に喧嘩ムードになってしまいましたが、かたっぽが去ると再びまったりモードに。

 

ここでとらじ。めも触らせてもらおうといそいそ座ったのですが、何故か嫌がられる。

狐の社に猫が住み着いてるとかどんだけサス←ダテなんだよムッホッホ』という妄想を感じ取られたのでしょうか・・・

伊達猫(仮)は一瞬腹のまっちろい毛を触らせてくれたと思いきや、光速で木々の間に消えてしまいました・・・

そんなところまで伊達か・・・何というツンデレ。

 

 

 

 

麓に下りたところで、少し早めの昼食タイム。

以前入ったうどん屋さんです。

まだ寒いので、温かいうどんが幸せですvv

(スズメの丸焼きも一応・・・売ってます。グロいです)

 

ぬくまってお腹も満たしたら、恒例の初日お土産捜索モードに(笑)

伏見稲荷でしか売っていないレアグッズなどもありますので、某おきつね萌えの方などは是非★(笑)

ちなみに稲荷のお社には、狐を象った絵馬なんぞもあります。こちらもかわゆいのでオススメ。

個人的にオススメなのはネタにも最適な狐面煎餅(みそ味)。

何でも伏見でしか売っていないそうです。5枚入りかな?

顔も某天狐仮面に似ているので、イベントでの差し入れにして笑いを誘うのもアリかと(その辺りは2日目レポで)

ひょうたん型ペットボトル(笑)

小ぶりで可愛いし、パッケージがお祭のヨーヨーを彷彿とさせますな。

 

七福神のおきつね。

観光地のお土産にはよくあるデフォルメですが、妙にかわいい・・・

弁財天おきつねがギター弾きの佐助に見えます。放浪か。

 

 

 

 

其の・北野天満宮

さて、他のお寺なども開いた時間。

まずは今回のキャッチフレーズこと梅。

そして梅の名所といえば北野天満宮!!!

実は初めて行きます。(修学旅行名所はほとんど行った事がない)

乗り継ぎなど妙に慣れた(笑)Jさんに案内してもらい、辿り着きました!

 

雪がちらほら降ってきて、少し怯えるものの・・・

豪華なつくりに興奮。

 

ごーじゃす。

・・・普通こんなモン撮らないだろ、と思われるかもしれませんが個人的には超重要でして・・・!

こういった細かい彫琢はなかなか・・・!

▼拡大。

こういう細工をね、当時の道具で拵えてたんだなーと思うとハァハァするワケですよ。

現代にリニューアルされてるかもしれませんが、まっさらなワケじゃないですから。

菅原道真だと戦国よりも前になるんですが、流れは近いかなぁと・・・

更にレイヤーの視点で言わせて貰うと、こういった紋様が当時のデザインであった事を知っておくと、製作時に役に立つワケです。

(小太郎の防具の模様とかアレぜったい金物彫ってありますからね・・・!)

ピンキィ作りにも参考になります。

ともかく、昔の技術には馬鹿に出来ないものがあるのです。そういった知識に無駄なんてないと思ってます。

 

 

梅鉢・・・!

凄くかわいい・・・!(萌)

梅に剣菱が前田家紋だっけ?とキャイキャイしながら中に入ります。

 

 

 

 

まだ満開とは言えませんでしたが、紅梅白梅共に春を呼んでおりました。

桜は男性的ですが、梅は女性的だと思います。

なんだろう、桜は散る花というイメージがありますが・・・梅は春を予兆させたり、生に満ちたイメージが。

なので公式には申し訳ないのですが、私的に

桜→幸村

梅→慶次

かなぁ、と・・・

 

 

ここでお抹茶席があったので、いそいそと入る我々(笑)

なんでも秀吉が食べた(笑)餅だそうな。

無双萌えのJさんは嬉々として召し上がっておられました。

春になったら野点もあるとか・・・いいなぁ。

(ここで二人して『無双合わせの時に毛氈敷きたい』とか『醍醐の花見か!?』など密かに燃え上がりました・笑)

梅に和みお茶を堪能し、道中はとてもまったり(笑)

 

 

 

 

2に続く